今金町の指定文化財

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指定文化財

町指定文化財

北海道遺産選定

国指定文化財

美利河1遺跡出土品(ぴりかいちいせきしゅつどひん)

  • 種別 有形文化財-重要文化財
  • 点数 163点
  • 指定日 1991年6月21日
  • 概要 1983・84年の発掘調査によって得られた総計約11万点の旧石器時代の石器のうち、学術的価値の高い163点が指定されました。資料は美利河地区にあるピリカ旧石器文化館で展示し、一般の観覧に供しています。詳しくは文化庁国指定文化財等データベースをご覧ください。

ピリカ遺跡(ぴりかいせき)

  • 種別 記念物-史跡
  • 面積 99,090平方m
  • 指定日 1994年4月26日
  • 概要 1978年に美利河ダムの建設工事に伴い発見された美利河1遺跡(埋蔵文化財包蔵地名称)は旧石器時代の遺跡で、その後の調査で約20万平方mに及ぶ広大な遺跡であることがわかりました。史跡指定を受けた区域はその約半分に当たり、史跡名としては、地名の由来であるアイヌ語を尊重し、また広く普及を図るため、カタカナ表記の「ピリカ遺跡」と呼称しています。2003年に遺跡に隣接してピリカ旧石器文化館が開館し、その歴史的価値を伝えています。詳しくは文化庁国指定文化財等データベースをご覧ください。

松前神楽(まつまえかぐら)

千葉勝一氏撮影

  • 種別 無形文化財-重要無形民俗文化財
  • 指定日 2018年3月8日 
  • 概要 北海道南部で神職が中心に伝承する江戸時代以来の神楽で、松前神楽北海道連合保存会によって伝承されています。演目や芸態などに本州東北地方の諸神楽との関連がうかがわれますが、北海道特有の神楽として特に重要とされ、平成30年(2018)に国の重要無形文化財に指定されました。
    今金町では毎年9月20日の今金八幡宮例大祭で、多くの観客の集まる中で演じられています。せたな町在住の神職が指導的役割を担い、祭りの時期が近づくと今金町内で地元の子どもたちも稽古に加わり、熱心な伝承活動が続いています。詳しくは文化庁国指定文化財等データベースをご覧ください。

町指定文化財

ピリカ遺跡出土品(ぴりかいせきしゅつどひん)

  • 種別 有形文化財
  • 点数 国指定重要文化財を除く約11万点の石器類。
  • 指定日 1991年5月9日
  • 概要 出土品は2003年に開館した史跡のガイダンス施設「ピリカ旧石器文化館」で保管し、その一部を展示、観覧に供しています。詳しくは公式ホームホームページをご覧ください。

ピリカカイギュウ化石

  • 種別 記念物-天然記念物
  • 点数 骨化石33点
  • 指定日 1994年12月14日
  • 概要 1983年、美利河ダムの建設工事中に発見された大型カイギュウ化石で、1984年に行われた発掘調査では頭部を含む上半身33個の骨化石が回収されました。その後の研究で、本化石は今からおよそ120万年前のもので、復元すると体長8m近くある世界最大級のカイギュウ化石であることがわかりました。当時この地域は遠浅の海で、海草が多く繁茂する寒冷な気候であったことを物語っています。化石資料は町内美利河地区の文化財保管・活用庫で保管し、全身復元骨格模型を同施設で展示しています。詳しくはこちらをご覧ください。

上田式豆まき器(うえだしきまめまきき)

  • 種別 民俗文化財-有形民俗文化財
  • 員数 10点
  • 指定日 2015年2月17日
  • 概要 明治42年(1909年)に上田甚作氏が考案した上田式豆まき器は、これまでの大豆の播種作業を格段に効率化し、その利便性から昭和30年代までの約半世紀にわたり道内外で広く普及しました。今金町発祥の農機具が北海道の畑作農業の発展に貢献した功績は大きく、今金町の歴史や特色を示す貴重な文化財です。町内美利河地区の文化財保管・活用庫で収蔵展示しています。詳しくはこちらをご覧ください。

美利河砂金採掘跡(ぴりかさきんさいくつあと)

  • 種別 記念物-史跡
  • 面積 33,839平方m
  • 指定日 2022年1月26日
  • 概要 後志利別川上流域の河岸段丘上には、人頭大程度の礫が石垣状に積み上げられた水路状遺構やすり鉢状にくぼんだ地形、石積みなど、砂金採掘に関わる遺構が地表面に露出した状態で連綿と残っています。これらは江戸時代前期に稼働した「クンヌイ砂金山」関連遺構と考えられており、美利河ダム周辺の指定区域はその中心部に当たります。当時の砂金採掘技術や金山経営の実態を知る上で重要なものです。

美利河マンガン鉱山関連資料(ぴりかまんがんこうざんかんれんしりょう)

  • 種別 有形文化財(美術工芸品)
  • 点数 30点
  • 指定日 2022年1月26日
  • 概要 美利河マンガン鉱山は美利河地区で明治25年(1892)から昭和42年(1967)まで稼働し、明治30年(1897)に最盛期を迎えました。当鉱山は砂金山を除く坑内掘り金属鉱山としては北海道最古の鉱山で、明治から昭和初期では北海道最大のマンガン鉱山とされています。廃鉱後、関連資料一式(焼玉エンジン、排水用ポンプ、発電機、採鉱・選鉱用具、測量機材、写真機等)が移設され、文化財保管・活用庫で所蔵しています。これら一連の資料は当時の鉱山文化を示すものとして貴重なものです。

カニカン岳金山跡鉱山臼(かにかんだけきんざんあとこうざんうす)

  • 種別 有形文化財(考古資料)
  • 点数 3点
  • 指定日 2022年1月26日
  • 概要 カニカン岳中腹には金鉱坑道跡や露頭掘り跡が多数確認され、これらは江戸時代の文書記録等から、江戸時代前期に稼働した金山と考えられています。
    山麓から回収された鉱山臼は、当時の金山経営の一端を示すものとして貴重なだけでなく、当金山の年代的位置づけや技術の伝播系統をうかがい知る上でも重要なものです。

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