岩石標本コレクションがさらに充実

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5月から販売中の岩石標本にこのたび「花崗岩」と「安山岩」が追加されました。これにより「今金町のきれいな石シリーズ」としては全6種、「ピリカ遺跡の石器石材シリーズ」の3種と合わせると計9種となりました。
安山岩
安山岩は溶岩が冷えて固まった火成岩の一種ですが、その元となる火山がどこにあったかまではわかっていません。今金町白石地区オチャラッペ川で容易に拾うことができます


花崗岩は別名「御影石」とも呼ばれ、御影地区や種川地区では庭石や墓石等として古くから採掘され、現在でも採石場があります


メノウは玉髄の一種で、他の岩石の空洞中に層のように沈殿してできた鉱物です。花石地区や美利河地区では古くから装飾品用として採掘され、鉱山や加工場もありました


緑色凝灰岩は火山灰が堆積し固まった岩石の一種で、美利河地区では鮮やかな緑色凝灰岩が川底にみられます。長万部町国縫地区にはこの岩石から「ゼオライト」という浄化剤を取り出す工場があることもあり、地元ではゼオライトとも呼ばれています


碧玉は地元では「虎石」と呼ばれるもので、美利河地区やさらに上流の奥美利河地区の川で容易に採集できます。色調は実に多彩で黄色や黒色、青色などあり、庭石として好まれています


大理石は生物の死骸や海水中のカルシウムが固まってできた石灰岩が地中のマグマの熱で変質した岩石を言います。美利河地区や奥種川地区の川で採集することができます