今金町美利河(ぴりか)地区にある「今金・美利河の金山遺跡」が令和4年10月13日に北海道遺産に選定されました。
北海道遺産とは
次の世代へ引き継ぎたい有形・無形の財産の中から、北海道民全体の宝物として選ばれたのが「北海道遺産」です。北海道の豊かな自然、北海道に生きてきた人々の歴史や文化、生活、産業など、各分野から道民参加によって選ばれました。このたび第4回選定分6件が決定・公表され、北海道遺産は総計74件になりました。
くわしくはこちらをごらんください。
北海道遺産公式ホームページ
今金・美利河の金山遺跡とは
- 遺産名称
今金・美利河の金山遺跡 ~後志利別(しりべしとしべつ)川上流域の砂金採掘跡
- 遺産の概要
町北東部・美利河地区の砂金採掘跡とその山奥にあるカニカン岳金山跡は、江戸時代前期に松前藩が行った大規模な金山開発によるものとされ、現在も地表面に当時の遺跡が生々しく残っています。後志利別川の流域沿いに10km以上遺跡が連なり、その規模は国内最大とされています。令和4年1月に今金町指定史跡に指定されました。
この地は幕末と明治期にも砂金ブームが起き、特に明治期では北海道的な採掘技術を磨く場として歴史的に重要な位置を占めました。美利河・花石地区では昭和30年代まで砂金掘り師がこの地域で生計を立てていました。
ピリカ旧石器文化館に隣接する収蔵庫「文化財保管・活用庫」では、カニカン岳金山跡鉱山臼や昭和期の砂金掘り用具一式を保管しており、一連の関連資料を見学することができます。
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見学をご希望の場合
遺跡現地は表示物等が未整備のため、見学を希望される方は下記事務局へご相談ください。職員が案内します。
文化財保管・活用庫内の資料を見学希望の場合は、ピリカ旧石器文化館へお尋ねください。ただし、今期の営業は11月30日までですので、ご留意ください。
- 今金町教育委員会学芸員による解説記事
・箱館奉行所とクンヌイ砂金山(2013/3/2)
・カニカン岳金山跡~山奥に眠る鉱山街~(2021/1/13)
お問い合わせ
今金町教育委員会事務局社会教育グループ
電話:0137-82-3488
FAX : 0137-82-3445
メール:imk-kyoiku@town.imakane.lg.jp
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