町の状況、町章、町民憲章、町の花と木

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交通

 札幌からはJRで120分→JR長万部駅下車、函館バスで70分→今金。

 自動車では国道230号線で約3時間30分

 函館からはJRで90分→JR長万部駅下車、函館バスで70分→今金。

 自動車では国道5号線と道道で約2時間

 町の中央を国道230号線が東西に貫通し、日本海側のせたな町と太平洋側の長万部町を結び、道道263号線により八雲町と連絡しています。

 電車はなく(昭和62年に旧国鉄瀬棚線が廃止)、公共交通路線として函館バスにより長万部〜瀬棚間を一日7往復、函館〜瀬棚間を一日1往復運行しています。

 現在、長万部町〜せたな町間を結ぶ渡島半島横断道路が整備中で、一部が供給開始されています。

産業

 基幹産業は農業で、後志利別川による肥沃な土壌と、周囲を山地に囲まれた内陸性気候を活かし、男爵いもや米、大豆、軟白長ネギや大根など、関東・関西の市場のほか、レストランや食品製造業者でも評価の高い良質の農産物を産出し、乳用牛や肉牛などの育成も盛んです。

 特に男爵いもは「今金男しゃく」の名で全国ブランド化され、その味と品質は「日本一」との評判のほか、道内での流通が少なく、なかなか入手できないことから「幻のイモ」ともいわれています。また、道南地域特産で甘みの強い大豆の「鶴の子大豆」を使用した豆腐等は、札幌や函館等へ出荷され、都市部の消費者にも好評をいただいています。

自然

 内陸性気候のため夏は気温が30℃を超えることも多く、初夏には道内最高気温を記録することが度々あります。冬は季節風が強く、積雪も200cmを超え特別豪雪地帯に指定されていますが、道内では比較的温暖な気候といえます。

 国土交通省の全国一級河川水質ランキングで過去10度の清流日本一に輝いた後志利別川は、町を南北に二分するように貫流し、優良な農産物を産出する肥沃な土壌を形成し、アユやヤマメ等の川魚やカワセミやサギなどの野鳥が訪れるなど、清流ならではの生態系が住民生活のすぐそばにあります。

 また、町内の約8割が山林で占められており、数多くの野鳥はもちろん、ヒグマやエゾシカ、タヌキやテンなどの野生動物、北限に近いブナの原生林等がいたるところで見られ、山菜の宝庫でもあります。

伝統芸能

 今金町の誇る郷土芸能には、道南の秀峰・狩場山の四季折々に移り変わる壮大な姿を称え、勇壮なリズムが特徴の「今金狩場太鼓」が代表であり、町内のイベントや国内の演奏会に参加するほか、海外での公演経験もあります。

 また、人が日々農業に勤しみ、自然への感謝を表した「神丘黎明太鼓」、「鬼能太鼓」が地区住民によって受け継がれており、各太鼓には保存会があるなど、郷土を誇りとする伝統が守られております。

歴史・文化

 今金町の創始は、江戸時代初期からの後志利別川上流部における砂金やメノウ・マンガン等の鉱業の盛栄によるものでしたが、国の史跡である美利河遺跡から古代の人々の生活や技術、精神文化のあり方を示唆する貴重な石器が大量に出土されたことから、2万年前から当地に人が住み、豊かな自然の恩恵を受け、石器をつくりながら他の地域との盛んな交流があったと考えられています。

 本格的な開拓は理想郷建設の夢に燃えたキリスト教徒らにより明治の中期から始まり、明治30年には瀬棚村(現・せたな町)から分村し、戸長役場が設置され、「利別村」として自治制を施行しました。昭和22年には自治制施行50周年を迎えたのを機に「今金町」として町制を施行し、平成9年に自治体施行100周年を迎え、次の時代へ歩みだしています。

 毎年9月には「今金八幡宮例大祭」(今金秋祭り)が開催され、秋空の下で町内を神輿や山車が練り歩き、「農業のまち」らしく自然と豊穣への感謝を表し、翌年の豊作を願う伝統が受け継がれており、この祭りが終わると今金は冬の足音が聞こえてきます。

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町章

町章 昭和42年に開基70周年を記念して一般募集により制定しました。山地帯と蛇行する川および農耕地の「ノ」を組み合わせた今金町勢図。上部の山(△)は、開拓の祖、今村、金森両氏の冠字をもって高い理想郷を表し、外円は蛇行する川を円につくり流域の未来の進展と町民の融和・協調を表現している。また、片仮名の中央の「ノ」は、一大穀倉地帯の進展と酪農の推進を表現したものです。

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町民憲章

自然の恵み豊かにして、いよいよ伸びゆくところ、それはわたくしたちの今金町です。

わたくしたち町民は、祖先ののこした開拓精神と郷土愛とを受けつぎ、力を合わせ心をひとつにして理想郷の建設を念願し、この憲章を定めます。


○民主主義に徹し生活を合理化して近代的な町にいたしましょう。


○健康で勤労にはげむ明るい町にいたしましょう。


○技能をみがき産業の開発に努め、豊かな町にいたしましょう。


○教養をたかめ楽しく生活できる平和な町にいたしましょう。

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町の花と木


町の花 チューリップ

町の木 オンコ(イチイ)

デ・モーレンとチューリップ

常代の松画像

 昭和52年、開基80周年町制施行30周年を記念して、町民からのアンケートにより町花と町木を決めました。

 画像のオンコ(イチイ)の木は樹齢千年以上とも言われる大木で、開拓記念樹として大切にされています。市街地から国道230号線を長万部方面に4kmほど行った道路沿いの種川地区にあり、しっかりと根を張ったたくましい姿で、まちを見守っています。

 町花のチューリップは、市街地のオランダ通り公園の花壇や各家庭の庭先などで毎年色鮮やかに咲き、町民の目を楽しませてくれながら春の訪れを実感させてくれます。

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