町の概要
今金町は明治30年に瀬棚村(現:せたな町)から分村して「利別村」として自治制を施行して以来、道南圏随一の「農業のまち」として発展し、品質の高い農産物の産地として知られています。
豊かな自然が残されている後志利別川流域には、先住民族であるアイヌ民族もかつて居住しており、現在も「美利河(ピリカ)」や「カニカン」などアイヌ語に由来する地名が数多く残されています。
本格的な開拓は明治の中期から始まり、入植者の必死の努力と肥沃な土壌や気候の恩恵を受けて農業・酪農業が発展し、現在はかつて一面の原生林であったとは信じられないほど、北海道らしい美しい田園風景が広がっています。
また、区画整備により現在の市街地の基礎をつくった今村藤次郎と金森石郎両氏の姓の冠字をとって市街地を「今金」と呼び、昭和22年には自治制施行50周年を迎えたのを機に「今金町」として町制を施行し、先人たちの偉業に敬意を表しています。
母なる川・後志利別川の流れと豊かな自然の恩恵を受けながら、平成9年には自治体施行100周年及び町制施行50周年を迎え、今金町は次の時代へ向けて歩みだしています。
町の位置
北緯42度25分、東経140度01分
北海道渡島半島の北部に位置し、南はユーラップ山系を挟んで八雲町と、北は狩場山系を介して島牧村、東は低い山地を経て長万部町と、西はせたな町と接しており、道南地域では珍しく海岸線がありません。
都市からの距離は、札幌市からは約180キロ、函館市からは約120キロであり、道南圏に組み込まれています。
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